軍儀

HUNTER×HUNTER の盤上競技

軍儀のルール

9×9の盤で戦う、将棋によく似たゲーム。
ちがうのは、駒を3段まで積み上げられることだけです。
はじめての人が実際に指せるようになるまで、順に案内します。

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1

まず、これだけ

3つ分かれば、もう指せます。

  1. 相手の「帥」を取ったら勝ち

    将棋の王将にあたる駒です。どう逃げても取られる状態(詰み)になった時点で勝負が決まります。

  2. 自分の番にできるのは、4つのうち1つだけ

    • 動かす駒を1つ動かす
    • 取る動ける先にいる相手の駒を取る
    • 積む動ける先の駒の上に乗る
    • 打つ手持ちの駒を盤に置く
  3. 高く積んだ駒ほど強い

    2段目に乗ると全方向に1マスずつ遠くまで、3段目なら2マスずつ遠くまで動けます。そして、自分より高い相手には手が出せません。

はじめての1局は、飛び道具を使わず2段までの「入門」ルールがおすすめです。→ 難易度の表

2

駒を覚える

14種・全部で25枚。駒を押すと、その駒が行けるマスが盤に出ます。

高さ
  • 1段
  • +2段
  • +3段
  • 端まで
  • 飛び越え

盤を押すと、その場所に駒を置けます。盤に他の駒がない場合の図で、実際は途中に駒があるとそこで止まります(砲・弓・筒を除く)。

14種をまとめて見比べる
帥すい・1枚まわり8方向に1マス
大たい・1枚縦横は端まで/ななめは1マス
中ちゅう・1枚ななめは端まで/縦横は1マス
小しょう・2枚縦横に1マス+前ななめに1マス
侍さむらい・2枚前・後ろ・前ななめに1マス
槍やり・3枚前に2マス/前ななめ・後ろに1マス
馬うま・2枚前後に2マス/左右に1マス
忍しのび・2枚ななめ4方向に2マス
砦とりで・2枚前・左・右・後ろななめに1マス
兵へい・4枚前か後ろに1マス
砲ほう・1枚左右・後ろに1マス/前は飛び越えて3マス先
弓ゆみ・2枚後ろに1マス/前は飛び越えて2マス先と、その左右
筒つつ・1枚後ろななめに1マス/前は飛び越えて2マス先
謀ぼう・1枚前ななめに1マス/後ろに1マス

3

積む(ツケ)

軍儀だけの動き。ここが分かれば、あとは将棋とほぼ同じです。

誰の上にでも乗れる
自分の駒にも、相手の駒にも乗れます。一番上の色が、その塔の持ち主。下に相手の駒が何枚あっても関係ありません。
帥の上だけは乗れない
どの難易度でも共通です。(帥のほうが他の駒に乗ることは、中級・上級ならできます)
高さは3段まで
入門・初級・中級は2段まで。3段積めるのは上級だけです。
同じ高さか、自分より低い相手にだけ乗れる
1段の駒は1段の駒にしか乗れません。2段の駒なら、1段にも2段にも乗れます。
動かせるのは一番上の駒だけ
下に埋まった駒は、上がどくまで動けません。裏を返せば、大事な駒はわざと下に置いて守れます。

積むと動ける範囲がどれだけ広がるかは、上の盤の「1段/2段/3段」を切り替えると分かります。

4

取る

動ける先に相手がいたら、取るか・上に乗るかを選べます。

取った駒は盤から消える
二度と使えません。相手の手持ちにもなりません。
自分より高い相手には手が出せない
相手の塔が自分より高いと、取ることも、乗ることもできません。
塔ごと取ると、こうなる
兵兵兵

相手の3段の塔下から 黒・白・黒

兵

3段の忍で取る黒2枚がまとめて消える

兵忍

結果残った白の上に、自分の忍が乗る

塔を取ると、その塔にある相手の駒はすべて消えます。混ざっていた自分の駒はそのまま残ります。

5

打つ(新・アラタ)

最初に盤へ出さなかった駒は「手持ち」になり、対局中いつでも盤に置けます。

置ける場所
自分のいちばん前に出ている駒より手前側。攻め込むほど、置ける範囲が広がります。
乗せられるのは自分の駒だけ
空いているマスか、自分の駒の上へ。相手の駒の上には置けません。
置いたターンは動かせない
置くこと自体が1手です。

6

飛び道具 — 砲・弓・筒

この3種だけが、駒を飛び越えられます。入門ルールでは使いません。

越えられる相手に条件がある
飛び越せるのは自分と同じ高さか、それより低い塔だけ。1段の弓は、目の前に2段の塔があれば越えられません。
段が上がると射程が伸びる
しかも下の段の射程も残るので、3段の砲は3・4・5マス先のどこにでも撃てます。
砲ほう
近く:左・右・後ろに1マス
飛ぶ:前へ 1段=3マス先/2段=3〜4/3段=3〜5
弓ゆみ
近く:後ろに1マス
飛ぶ:前へ扇形に 1段=2マス先とその左右1つ/2段=3マス先と左右2つ/3段=4マス先と左右3つ
筒つつ
近く:後ろななめに1マス
飛ぶ:前へ 1段=2マス先/2段=2〜3/3段=2〜4

謀も「特殊駒」に分類されますが、移動で飛び越えることはできません。

7

寝返り — 謀だけの技

相手の駒を自分の色に塗り替える、盤上で唯一の手です。

謀を相手の駒に乗せた、その瞬間だけ使える
兵

相手の兵ここへ謀を近づける

兵謀

乗せる同じ種類(兵)を手持ちに持っていれば

兵謀

寝返り成立手持ちの兵と入れ替わり、塔ごと自分のものに

使えるのは乗せたそのターンだけ
あとから思い出しても、もう使えません。
効果は1つ下の段にも届く
2段の塔に乗れば、3段まるごと自分の色にできます。
入れ替えに使えるのは手持ちの駒だけ
取った駒は使えません。

8

対局のはじめ方

はじめての1局は「入門」で。並べ方が決まっているので、すぐ始められます。

  1. 下の「配置①」のとおりに並べる

    飛び道具(砲・弓・筒)と謀は使いません。残りの7枚は手持ちにします。

  2. 先手を決めて、交互に一手ずつ

    1手にできるのは「動かす・取る・積む・打つ」のどれか1つ。積めるのは2段までです。

  3. 相手の帥を取ったら勝ち

    それだけです。慣れたら、駒を自由に並べる中級・上級へ。

配置①(入門・初級)

配置②(初級・弓あり)

中級・上級(駒を自由に並べる)の手順

  1. 先手を決める

    白1枚・黒1枚を手に取り、盤の中央の上で手を開いて落とします。中央に近いほうの色が先手。

  2. 交互に1枚ずつ並べる

    自分側の手前3列の中へ。この段階でも積めます(帥の上は不可)。

  3. 「済み」と言って終える

    置き終えたら宣言します。先手が先に済ませても後手は続けられ、後手の宣言で配置終了。残した駒は手持ちになります。

  4. 交互に一手ずつ指す

    先手から。駒から指を離した時点で確定し、指し直しはできません。

棋譜の書き方
「列−行−段−駒」の順。4八の侍を4七の兵の上へ積むなら 4-7-2 侍。手持ちから打つときは 4-7-2 新 忍。

9

終わり方と、難易度

勝ち
相手の帥を取る、または詰ませる。
投了
逆転が無理だと判断したら、自分から終わらせられます。
引き分け
同じ盤面が4回現れたら引き分け。指し直しになります。

4つの難易度

入門

  • 配置①(固定)
  • 飛び道具なし
  • 2段まで
  • 帥は他の駒に乗れない

はじめての1局に

初級

  • 配置②(固定)
  • 弓だけ使う
  • 2段まで
  • 帥は他の駒に乗れない

中級

  • 自由に並べる
  • 飛び道具すべて
  • 2段まで
  • 帥も他の駒に乗れる

上級

  • 自由に並べる
  • 飛び道具すべて
  • 3段まで
  • 帥も他の駒に乗れる

原作で描かれているのはこれ

10

よくある質問

軍儀の駒は何種類ありますか?
14種類、1人あたり25枚です。帥・大・中・小・侍・槍・馬・忍・砦・兵に加え、飛び道具の砲・弓・筒と、寝返りを起こせる謀があります。駒の動きを見る
軍儀と将棋の違いは何ですか?
一番の違いは、同じマスに駒を3段まで積み上げられることです。高く積むほど動ける距離が伸び、自分より高い相手には手が出せません。また、取った駒は再利用できません。
駒は何段まで積めますか?
最大3段です。入門・初級・中級は2段まで、3段積めるのは上級ルールだけ。帥の上にはどの難易度でも乗れません。
取った駒は将棋のように使えますか?
使えません。取った駒は盤から取り除かれ、二度と登場しません。ただし最初の配置で盤に出さなかった駒は「手持ち」として残り、対局中に「新(アラタ)」として打てます。
軍儀は実際に遊べますか?
遊べます。2022年にユニバーサル ミュージックから公式商品が発売され、盤・駒・ルールブックが付属しています。このページはその公式ルールブックを元にしています。
はじめて遊ぶとき、どのルールがおすすめですか?
「入門」ルールです。並べ方が決まっていて、飛び道具を使わず、積めるのは2段まで。すぐに始められます。対局のはじめ方を見る